映画感想

・『Romeo + Juliet』
とりあえずレオナルド・ディカプリオ様が大天使すぎます…セクシーでかっこいいのにめちゃめちゃかわいい…金髪やばい…登場して最初の5秒くらいでもうお腹いっぱいになるレベル
シェイクスピアのロミジュリを現代パロ的にしたお話です。両家の対立が、現代マフィアの抗争に置き換えられてます。アロハシャツ着てるし、馬じゃなくて車に乗ってるし、ヘリも飛んでるし。でも台詞は原作そのままの古典英語だからなんか可笑しい。
シェイクスピアのは原書で読んだので内容と台詞はかなり覚えているんですが、それでもハァ?\(^O^)/ってなるくらい早口でまくし立てるので見るのが大変でした。
あとジュリエットちゃんもめっちゃかわいいです。子供っぽさのなかに色気があってまさにこういうのがジュリエットだわって感じです。ふつうのロミジュリ映画に出てたオリヴィア・ハッセーも、少女の顔から凛々しい表情まで見せてくれておお!ってなったな。それにしてもジュリエット演じる人はみんな神様みたいに美しい少女で、どこからこんな人みつけてきたのと思う。

 

・『チャタレイ夫人の恋人』
露骨な性描写が理由でいろいろと問題になった文学作品の映画版。
まあぶっちぎりでエロいわけでもなく割と普通でした。原作読まないと意味ないなと思った…
同時代の人々がびびるくらいの描写がどんなものかすごく興味はあるんですが、自分で英語で読んでもエロくならなそう…笑
映画自体は、深い霧の出る庭や森が綺麗でコニーも美人でよかった。でも話がわかりにくくてどういうこっちゃこのおばさん誰やとかずっと言ってた\(^o^)/

 

・『ハワーズ・エンド』
フォースター先生の同名小説の映画版。イギリスの家に住みたくなる。壁紙やソファの布の柄がいちいち可愛い感じとか、センスのいい食器や古い家具とか、ごちゃごちゃしてるのにどこか調和している、憧れますね。
ヘレン役の女優さんが、ハリポタのベラトリックス嬢をやっていた方でした。もう最初からベラトリックスにしか見えなかった笑あれはまり役だよねー。
ストーリーらしいストーリーはあんまりなくて(とわたしは思っているんですが)少しずつ人の心が変わって誰かと結び付いたり離れたりしていく様子をぼんやり眺めるような作品なので、映画では衣装や風景、小物といったものを存分に楽しむことが出来ました。とくに家の中(タイトルに家の名前を冠しているわけですし)の様子には力が入っていてとっても魅力的でした。
惜しむらくは原作読んだときにわたしがうおおおなんて素敵な文章なんだ!と思ったところが尽くカットされていたことかな…好きな台詞くらいは言ってほしかったけど文章はしょうがない

感想いろいろ

・映画『インシテミル』
日曜の一番遅い回だったのでガラガラでしたが、おもしろかったです。
アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』に倣ったクローズド・サークルで発生する殺人事件。素性のわからない人間同士が閉鎖空間に閉じ込められたときにどういうことが起きるのか。小さな疑いに動かされ翻弄される姿は、けっこうリアルです。
推理する暇もないくらいにどんどん事件が起きてかなり怖かったです。というか映画館で見るといちいち驚くね(笑)ずっとドキドキしてました。
わかりやすくてよかったし、出演者も豪華。北大路さんイケメンすぎる。
信じた分だけ信じてもらえるわけでもないのが、人間だなあと感じます。不条理な世界でした。

原作も読みたいなあと思って少しレビューを見たりしたんですけど、映画とはいろいろ違うみたい。主人公の性格とか全然違うし。読みたいなあ。

 

・乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
ずいぶん前に買ったもの……
一度読み終わると、この物語は180度違って見えます。
途中でそのトリックを見破ってしまう読者の方もいるようですが、わたしはまんまと騙されたまま最後まで読みました。ミスリードに次ぐミスリード……へんな違和感の原因はこれかー!って、すごくすっきりしました。
物語の分析とかしたい方にはおすすめ。一回読んじゃえばトリックがわかっちゃうんだけど、かなり丁寧に、しかも細かく、実際の時代の流れに沿って書かれているので、しっかり読むだけ面白くなるスルメみたいな作品かな。
忘れたころに読みなおしたい、じゃなくて、覚えてるうちにまた読みたい。

 

・ポケモン映画。セレビィ。シェイミ。
BW熱が冷めやらず、映画借りてきました。つっこみまくりながら見ました。
セレビィの方は大好きなスイクンも出てたので「うおおおおかっけええええ」ってずっと興奮していました。どうでもいいけど闇バンギラスはもっとワルそうにしてて欲しかったー!
スケール的には微妙だったけど、ポケモンたちがとにかくかわいかったし、サトシと一緒に泣いてしまった。

シェイミの方は大好きなギラティナ(以下略)
まぁ尺がないのはわかるし子供向けなのもわかるんだ。でももっと本気出せたはず…!って思うのは大人の勝手な都合ですよね。ごめんなさい。ギラティナが元気でよかったようんうん。いつか大人でもガチで見れるような映画作ってくれないかなあとか思う当たり嫌な大人になってしまったのだな。でもポケモン大好きだーピカピカ。
どうでもいいけどラストでヒカリがパンチラしてて噴いた/(^o^)\注目です
こっちもポケモンたちがとにかくかわいかった。個人的にキャモメが好きすぎます。ああいう休み方してるのかwwww

 

・映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Individual Eleven』
借りてきて見ました。攻殻機動隊のことは知ってたけどちゃんと見るのはこれが初めて。難しかったー
わたしたちの未来を見てるような感じがしました。いたるところにセンスを感じて、もう畏れ多い。この手の話はなんてコメントしたらいいかわからないな。見た人によってきっといろいろな考えを抱くと思う。タチコマがかわいいです。

感想いろいろ

・『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』
3D映画初めて見ました。おなじみの電脳空間などが3Dだとより一層かっこよくなっていました…!でもやっぱり3Dへの魅力をあんまり感じない。なくても作品は成立するものね。あったらいいけど……ってくらい。メガネ重くて疲れる。
このシリーズはキャラクターがやたら男らしいので、素敵ボイスに毎回妊娠しそうになります。とくに好きなのはイシカワさんです。渋くて最高です……
テーマはいつも通り難しく一度見ただけではわかりにくいのですが、そう遠くない未来の問題なのでわりと入りやすいと思います。しかし事件の発端または犯人としての行動には合理性がありません。どうしてそれが起こったのかを個人的な理由として説明することや完全な解決に導くことは出来ない。「総意」という言葉に潜む恐ろしさや、システム化された社会が持つ危険性、正しさの根拠はあるのか……そういった象徴的なことばかりですか、ひしひしと感じました。おじいちゃんたちがいろんな意味でリアルで怖かったです。謎の解明が進むシーンや戦闘シーンは本当にわくわくしました。映像、音楽もすんばらしいです。もう一回見たい。


・『ドリアン・グレイの肖像』オスカー・ワイルド
自分は歳をとらない代わりに肖像画が歳をとっていく、というプロットの中で話が進みます。
ドリアンが恋するシビルという女の子の描写が超かわいい。小さな劇団で役者をしている娘で、その演技の素晴らしさにドリアンは惚れこんでしまいます。ある夜はジュリエットで、ある夜はオフィーリア!というようにいろいろなヒロインを素敵に演じるのです。ところがシビルはドリアンと恋に落ちてから、しょうもないつまらない演技しか出来なくなります。舞台上で本当に恋をしたかのような演技が出来ていたのは、彼女が現実での恋を知らなかったからなのです。真の恋を知ってしまったら、もうロミオにもハムレットにも(それを演じているのはおっさんだし)恋心なんて抱けない、というわけです……。でもドリアンが惚れていたのは女優としてのシビルだったので……
シビルがメインのお話ではないのですが、このエピソード(主にシビルの可愛らしさ)が印象的でした。


・『インドへの道』E・M・フォースター
大好きフォースター先生の長編。再読ですが超面白かったです。インドとイギリス(被支配層と支配層)の対立がメインですが、それ以外にもインド内の宗教的対立(イスラム、ヒンドゥー、キリスト、その他たくさん)、階級的対立、ジェンダー的対立……など様々な視点から読むことが出来ます。構図的にはかなりわかりやすいからとっつきにくくはない。神秘的でちょっと怖いインドの、もっともっと奥深いところを覗き見ることが出来ます。ハッとするような表現がたくさんあるので、読みすすめるのが楽しいです。おすすめです。

感想いろいろ

・『銀の匙』
4、5巻読みました。
荒川先生ってほんといい漫画家なんだなと思うよね。
はがれんもほんとよかったけど、あれはもう設定的にどうなったってカッコイイし面白くなりそうじゃないですか。でも農業とか、一見すると退屈そうで読んでいけるのかな~って不安になる世界観なのに、わくわくするし、ぐっとくる場面がとても多いです。
なにより凄いのは、セリフも何もない1コマで涙が出たこと。「なんか、いいなあ」と漠然と思うシーンがほんと多い。
高校生や大人が本気になって自然と向き合ってるのも見ていて清々しいし、動物かわいいし、あとご飯が美味しそうすぎて困る。
命の重さとか、簡単には割り切れない部分にも、無理に答えを出さずに一緒に悩ませてくれるところも好きです。そして問題をごちゃごちゃ説教のように書かずにシンプルなところも好きです。
本当に楽しく、安心して読めます。「この漫画が好き」って思う自分のことも純粋に好きだなと思える作品です。

 

・『黒子のバスケ』
1~8巻まで読みました。
巷であまりにも人気なので気になって。わたしがジャンプ買ってた頃に新連載として始まったのは覚えてるけど、内容全然覚えてないしこんな人気出るとは思わんかった。
読んでみて、人気あるのわかるな~と思いました。キャラクターが大勢いてみんなかっこいいのはまあもちろんですが、内容もかなりいいですよね。
バスケは個人プレーじゃないっていう想いを持ってぶつかっていくわけだが、そこまで熱くなくチームプレイを肯定しているのがいいなと思います。主人公が熱血じゃないおかげで、うんうんそれが大事だよねって同じ目線で同意できます。
あとスポ根ってより意外とロジカルなところも結構好きです。今の自分はこれが弱点だからここを強化しないといけない、そのためには~みたいな感じな。
中学時代にいろいろあったみたいですが、試合を通して少しずつその関係性が変わっていったりしていくところ、王道ですがさわやかで今後の展開も気になります。
黒子くん、無表情でいいセリフをさらっと吐いていくところが、無自覚なのか狙ってやってるのかわかりませんが攻略王の気がありそう笑
日向さんが好きです。シューターが好きかもしれない。