感想いろいろ

・『銀の匙』
4、5巻読みました。
荒川先生ってほんといい漫画家なんだなと思うよね。
はがれんもほんとよかったけど、あれはもう設定的にどうなったってカッコイイし面白くなりそうじゃないですか。でも農業とか、一見すると退屈そうで読んでいけるのかな~って不安になる世界観なのに、わくわくするし、ぐっとくる場面がとても多いです。
なにより凄いのは、セリフも何もない1コマで涙が出たこと。「なんか、いいなあ」と漠然と思うシーンがほんと多い。
高校生や大人が本気になって自然と向き合ってるのも見ていて清々しいし、動物かわいいし、あとご飯が美味しそうすぎて困る。
命の重さとか、簡単には割り切れない部分にも、無理に答えを出さずに一緒に悩ませてくれるところも好きです。そして問題をごちゃごちゃ説教のように書かずにシンプルなところも好きです。
本当に楽しく、安心して読めます。「この漫画が好き」って思う自分のことも純粋に好きだなと思える作品です。

 

・『黒子のバスケ』
1~8巻まで読みました。
巷であまりにも人気なので気になって。わたしがジャンプ買ってた頃に新連載として始まったのは覚えてるけど、内容全然覚えてないしこんな人気出るとは思わんかった。
読んでみて、人気あるのわかるな~と思いました。キャラクターが大勢いてみんなかっこいいのはまあもちろんですが、内容もかなりいいですよね。
バスケは個人プレーじゃないっていう想いを持ってぶつかっていくわけだが、そこまで熱くなくチームプレイを肯定しているのがいいなと思います。主人公が熱血じゃないおかげで、うんうんそれが大事だよねって同じ目線で同意できます。
あとスポ根ってより意外とロジカルなところも結構好きです。今の自分はこれが弱点だからここを強化しないといけない、そのためには~みたいな感じな。
中学時代にいろいろあったみたいですが、試合を通して少しずつその関係性が変わっていったりしていくところ、王道ですがさわやかで今後の展開も気になります。
黒子くん、無表情でいいセリフをさらっと吐いていくところが、無自覚なのか狙ってやってるのかわかりませんが攻略王の気がありそう笑
日向さんが好きです。シューターが好きかもしれない。